テレビで放映される人気動画とやらの価値を考えてみる

いや、天才!志村どうぶつ園見ていたらインターネットで人気!可愛い動物特集!とかやっていまして。動画が6本くらい紹介されたんですよ。
……ぶっちゃけ、そこらへんでやっているyoutube紹介ブログとそんなに変わりないなーと思ったんですけども、こういった放送ができるということはそれだけ視聴率をとれるであろう。という番組の考えがあるわけで。
視聴率がとれるということは、それだけその動画には価値があるわけでして。


では、いったいその動画にはどれだけ価値があるのか。簡単に考えてみたいと思います。あくまで簡単にです。本当かどうかはわかりません。
私なんかより断然詳しい人はいらっしゃるはずですので、ぜひやってみてください。私も正しい情報を知りたいですので。


では、価値を知るためには、まずテレビの制作費を知らなければいけません。

というわけで参考HP
CMとテレビ番組制作費内訳

●番組制作費の内訳・・・某バラエティ番組(ゴールデン1時間)

タレント出演料・・・500万円 (メインのベテラン芸人や、連ドラ主演俳優だと1本300万前後。脇のレギュラーやゲスト出演者は20万〜50万円くらい)
外部スタッフ人件費・・・1000万円 (ディレクターやADなどの製作スタッフだけで50人前後。ディレクター1人につき25万円が外部製作会社へ。)
文芸費・・・80万円 (放送作家はかけだし5万円〜大物50万円以上。ドラマの脚本料は大物で1本300万円。)
美術費・・・200万円 (セット代は含まない。毎回のセット組み立てとバラし、植物やメイクなど、ランニングコストだけでこれくらい。)
技術費・・・400万円 (カメラ、音声、照明などの人件費と機材使用料。さらに本番収録用のスタジオ代がかかる。)
ロケ費・・・200万円 (移動のための車両費は運転手込みで1台1日5万〜7万ほど。何組も同時に動くので高額に。他に宿泊費など)
編集費・・・300万円 (編集作業用スタジオ・機材使用料。スタジオ1発撮りのトーク番組ならこれの半分から3分の1。)
リサーチ代・・・90万円
その他・・・180万円 (音楽や既存のVTRを使えば著作権料。台本印刷費や電話代など)

トータル・・・3000万円

ゴールデンのバラエティだと1本2500万円以上が相場なんだそうです。
上記引用部分はどうやら、日経エンタ2003年2月号の内容ですので、現在とは違っています。
現在は不況やテレビ離れも叫ばれており制作費は減っていることが予想されます。

(参考:J-CASTニュース : 「構造的不振」テレビ広告の深刻 番組制作費まで削る


まー、今回の場合簡単に計算してみよう!ってことなんで上のデータをそのまま使っちゃいます。

えー今回私が見た動画特集は大体トーク含めて10分くらい枠がとられていたように思います。
60分番組の10分ですのでおおよそ6分の1。


なので、総制作費の6分の1と考えると……なんと500万円にもなります。動画1本83万円です。 うわーお(゚д゚ )

いやいや、ギャラとかがあるんだから総制作費で考えちゃいけない、いけない。
えっと……インターネットの動画ってことはその他になるわけだから……
180万円の6分の1ってことは……30万円。
えっと、1本5万円。


うわーお(゚д゚ )
もちろん、見つけ出す手間などがあるんでしょうけどもそんくらいの手間はそれこそyoutube紹介ブログがされている手間くらいのものでしょうし……
いや、放映にあたって著作者に対して交渉をしたりする必要があるんでしょうが……それにしたって30万円、1本5万円か……妙に現実味があるなぁ……



追記:めかじきさんよりTwitter上でコメントをいただきました。

ブログ読んだんですが,そもそも,制作費の制作費のコスト内訳を合計→時間で均す→動画紹介の時間で割る,っていう流れが不可解です><;
コストをかけずにさくっと人気動画選んで,時間稼ぎできるところに,その人気動画の「価値」があるのではないのでしょうか.

http://twitter.com/Mekajiki/status/1681140007
http://twitter.com/Mekajiki/status/1681149880

この記事は、人気動画で尺を埋めることができるのであれば、本来その尺を使うのに、いったいいくらお金がかかっているのか?ならば、コスト分だけの価値(値段?)が動画にはあるんじゃないの!?という考えを書いたものでした。
ですので、本来の価値はめかじきさんがおっしゃるようにコストをかけずに人気動画を選んで、時間稼ぎできるところに、その人気動画の「価値」があるのだと思います!