別人格って便利だね

別人格というか、なんというか。まぁ、はっきりいってしまえばサブアカとかなんだけどさ。

たとえば、こういったね。
私個人としての考えを話すときに一人だけだったら、どうしてもそれはひとりの意見になってしまう。
だが、ここでサブアカがあったらどうだろう。そのサブアカでもうひとりの自分を演じ、書いたらどうなるだろう。それが見ている人に悟られないのであればそれはふたりの意見になる。
ひとりだったはずなのにふたり。
こういったのは意見を立体にする。二次元から三次元の意見へと移すことができる。
私は学校で小論文なんかを習ったんだけど、小論文のコツは意見に対しての反論を書くといいって書いてあるんだよね。そしてその反論に対してさらなる反論を書く。
こうすることによって意見というものは奥行きを見せるって書いてあるんだけど、これはひとりの意見を多数の意見に見せるということだと私は思っている。

さて、ここでみなさんに質問です。みなさんはひとつの考えに対して何の反論も何も無いもうこれしかありえなく、間違っているようなことがあれば死んでやる!というような考えはありますか。私にはありません。
何かしらの意見には、違った意見があるのが当たり前であると思います。
だからこそ、小論文のコツで反論を書きましょうと書かれるのでしょうから。
しかし、一人ではそういったことは難しいです。自分の考えに対して、反論をしていくうちにどんどん意見は弱まったりしてうまくまとまらないでしょう。結局意見を言うときには、意見を人に伝えたいときにはこれはこうだ!と信じ込むしかないのだと思います。

しかし、ここで別人格があればどうでしょう。別人格があれば自分が主張していることに対して途中で茶々を入れることができます。

A「これこれはこうだからこうだと思う!」
B「え?でも、それちがくね?これがこうだからこうなることもあるんじゃね?」
A「いや、まぁそうだけどこれはこうだからこうなんだろ!だから、こうだ!」
B「あー、なるほど。これはこうなんだな。わかった」

こういった流れです。上に書いた小論文のコツの通りです。
これが別人格があればA=Bでできるのです。
本来、他人の意見は自分とは違うものから聞かなければいけませんが、別人格を作れば自分の中から、また違う他人の意見になりすますことができるのです。
また、別人格があれば一方で肯定し、一方で否定するといったことも可能になります。もちろん、ひとりでやっていられる方もいらっしゃいますが、そういったことは否定されるのが常です。どっちつかずで結局お前はどうなんだよ!中途半端なんだよ!お前の意見はよくわかんねぇんだよ!てめぇの意見をまとめろよ!
これがオチです。

こういったときに、別人格があればなぁと思うのです。自分の意見に対して自分の思ったとおりの反論をしてくれる別人格。ひとつのものにたいして相反する思いを両方ともかなえてくれる別人格。
別人格って便利だなぁって思います。




もちろん、別人格にたいして否定する気持ちもあるのですけど、それを書くとめちゃくちゃになるのでやめておきます。